睡眠不足で太るの?
実験室での研究で、5晩にわたって睡眠を制限された成人は、ふつうに眠った人より体重が増えました。主な理由は夜遅くに多く食べたことです。睡眠は、ランナーにとって見過ごされがちな味方です。

よく眠ることもトレーニングのうち。体が回復し、つくり直されるのは夜のあいだです。
研究の内容
ペンシルベニア大学の研究者は、200人以上の健康な成人を実験室に迎えました。一部の人は5晩にわたり1晩4時間(午前4時から8時まで)しか眠れず、ほかの人は最大10時間、ふつうに眠りました。全員が自由に食事をとれました。
結果、睡眠を制限された人は数日で体重が多く増えました。特に夜間に多く食べ、脂肪の多い食品を好む傾向がありました。
なぜ?
睡眠不足は食欲に関わるホルモン、特に空腹を感じさせるグレリンと、満腹を知らせるレプチンのバランスを乱します。夜更かしをすれば、間食の機会も増えます。
ランナーへのアドバイス
- 毎晩7〜9時間の睡眠を、決まった時間にとりましょう。
- 寝つけなくなるようなら、夜遅くの激しいトレーニングは避けましょう。
- 寝る前の1時間は画面を見る時間を減らしましょう。
- きついトレーニングのあとは、夕食をしっかりとると回復を助け、夜中の空腹も防げます。
ついでによくある思い込みをひとつ。「夜12時前の睡眠は2倍の価値がある」とよく言われますが、これは証明されていません。大切なのは睡眠の長さと規則正しさです。
出典
- Spaeth A. M.、Dinges D. F.、Goel N.「Effects of experimental sleep restriction on weight gain, caloric intake, and meal timing in healthy adults」Sleep、2013年。PubMed で見る
- フランス公衆衛生局(Santé publique France)と医療保険(Assurance Maladie)、よく眠るためのアドバイス、ameli.fr(フランス語)。
睡眠体重回復健康
