歯の健康とパフォーマンス:見過ごせない関係
虫歯、歯ぐきの炎症、痛む親知らず……。スポーツをする人には口の健康の問題がよく見られ、トレーニングの妨げになることがあります。腱炎との関係もよく言われますが、根拠はまだ十分ではありません。わかっていることをまとめます。

歯を大切にすることは、トレーニングを大切にすることでもあります。
思ったより多い問題
2012年のロンドンオリンピックで、歯科医が300人近いトップアスリートを診察しました。多くの選手に虫歯、歯ぐきの炎症、エナメル質のすり減りが見られ、約5人に1人が、これらの問題がトレーニングやパフォーマンスの妨げになっていると答えました。甘い飲み物やジェル、運動中の口の乾き、口呼吸はよい影響を与えません。
腱炎との関係は?
歯の感染症が腱炎や関節の痛みを招くことがある、とよく言われます。感染が全身の炎症を長引かせる可能性があるため、それを示す観察もいくつかあります。しかし根拠はまだ限られています。腱炎の原因は、トレーニングのしすぎ、シューズや路面の変化、回復不足であることのほうがずっと多いのです。
腱炎が長引く場合は、医師や理学療法士に相談しましょう。歯の痛みや感染もある場合は、そのことも伝えてください。歯科で一度チェックしてもらって損はありません。
よい習慣
- フッ素入りの歯みがき剤で、1日2回、2分間の歯みがき。
- 年に1回は歯科へ。必要ならもっと頻繁に。
- 運動中に甘い飲み物やジェルをとったあとは、水で口をすすぎましょう。
- 口が乾かないよう、こまめに水を飲みましょう。

出典
- Needleman I. ほか「Oral health and impact on performance of athletes participating in the London 2012 Olympic Games: a cross-sectional study」British Journal of Sports Medicine、2013年。PubMed で見る
- フランス医療保険(Assurance Maladie)、歯のケア、ameli.fr(フランス語)。
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